施術方法
匡正術とは?
天保年間(1830年)以来、伝統150年の歴史を有する齋藤家匡正堂は、曽祖父の齋藤玄悦、二代目祖父の周二、三代目父の正が、日本古来からの“匡正術”を育んで参りました。
“匡正術”は、漢方医であった初代の齋藤玄悦の漢方学から始まり、日本古来の骨接ぎや柔術をもとに二代目の周二が“気楽流柔術”の奥義を極め、代々継承された独自の手技である“背筋矯正”を中心としながら、経絡に“気”を与える施術へと進化を遂げてきました。
さらに、三代目の正が“柔道整復術”を採り入れ、現代に合わせた独自の脊椎及び筋を基本とした“匡正術”へと結実させてきました。
匡正堂ではこれからも日々、施術技術の研鑽を重ねて参ります。
施術の方法
中国数千年の漢方学と“気”、日本古来の柔術などを採り入れた日本独自の手技療法です。
武術の裏技として生まれた医術を、漢方学、“気”などの観点から代々継承していく過程において、齋藤家独自の筋療法としての“背筋匡正(矯正)”へと進化させて参りました。
さらに、次代において、“背筋匡正”の施術を経絡のツボに施しつつ、現代の柔道整腹術と融合させることで、体の不調箇所に人間本来の自然治癒力(自己治癒力)を引き出していく療法です。
「どこがつらいですか?」「痛みはありますか?」と、施術師が患者様に対し、お体の不調や痛みの訴えを伺います。
体の苦痛やストレス等が背筋(せすじ)のどの部位に、どのような変化を起こしているのかを背筋(せすじ)に触れながらご説明いたします。
患者様にうつ伏せになってもらいます。
施術師が患者様と呼吸を合わせながら背筋(せすじ)に圧をかけることにより、ゆがんだ筋(すじ)をもとに戻していきます。
「筋違い(すじちがい)」を匡(ただし)く整えること(脊椎匡正)で、人間がもっている自然治癒力を引き出し、本来の状態へ戻していきます。
施術後、再度背筋(せすじ)に触れながら、施術前と施術後の状態を比較していきます。
このように筋違い(すじちがい)を背椎匡正により正しく整えたことで、バランスのとれた状態(健康な状態)へ戻っていることを体感していただきます。